音大卒は武器になる
hi(^^)/ フロイデ音楽事務所の酒田です。
ここ2週間前くらいから、Twitterでとりあげられていました。
事の発端はヴァイオリニスト講師の方が旧ツイッターでつぶやいた事。
そして先日Abema Primeで討論されていたので、実際に音大を卒業した私も話題にのっかかってみましたよ!!
何年か前に音大卒は武器になるという本が出版されました。著者は名古屋音大の先生です。
内容は音大生はそれぞれ実技レッスンがあるので、講師の先生とのコミニュケーションは必須だし、
マナ-や礼儀など、自然と学ぶのではなく、講師の先生からたくさん指摘されて養われていきます。
音大生が持つ真面目さや礼儀正しさ、正確さ、丁寧さ、コツコツとした努力の姿勢は、企業で重宝されるなど。、
人にもよるかなぁ。。。
私は主科でピアノでした。管弦打楽器科の人たちを見ると割と自由で自己表現も豊かで楽しそうでしたが、礼儀やマナーでいくと心配になることもありました。
私自身も何も分からないことだらけでしたが、主科の先生が丁寧に(言い方はきつかった)ピアノ以外のこともご教示下さったので、社会に出てからもやりすぎくらいに成長させて頂きました。笑
音大生には打たれ強さも備わっています。週に一回怒られるだけ貶されるだけのレッスン、、、それを受け止めて練習に打ち込み上達することを目指す。
「褒められることなんか期待しない」です。自分では気づくことができない課題を先生に指摘して頂いて上を目指します😂
それが普通の世界です。
現代っ子にはついていけるのか。。それともゆる~くなったのかな??
そうやって音楽大学に育ててもらっても、仕事にはつながらない……..??
音大進学を目指している子たちへ。それでも音大へいくの?音大を目指す中高生へ届け
音大はお金もかかります。
入学金や授業料、施設費、はもちろん。レッスン代も先生のコンサ-トチケット代やお花代によろしくお願いしますプレゼント代。。。。
入学前からかかるのですが、入学後もいろいろ気をつかった金額が発生します。
私は田舎の音大だったのでその辺はゆるかったのかもしれないけど、大阪や東京なんかの大学は
見えないお金、、結構かかるんじゃないかな。。
ここまでの文章で「お金」という単語が沢山(笑)
音楽の世界で生きていくにはお金とつながりなんですよね。
黒いね。
あなたは何を目指してその音大へ進学しますか??
私は中学校の頃、本格的に音大を目指し始めました。
お金のことは考えていませんでした。
とにかく音楽をしたい。「当時の将来の夢は公立学校で音楽の先生をしながらピアノの先生も兼業したい。」という
今思うと全く現実的ではありません。
「ピアニストになりたい」という思いもありました。
学校の先生をしながら演奏会を開きたい
そんな感じです。
今はその夢を叶えた後です。
結局、結婚して離婚してシングルになって子育て中心に仕事を選ぶことを決めたら本当に食べていけないし、
親は「音大出たんだから音楽から離れないでほしい」という。
理想と現実のギャップは凄いよ。
こんなお話もあります。
音大院を出てもコンサ-トの集客0人。
地元音大を卒業して0人か。と思いました。県外から来た私ですら0人を叩きだしたコンサ-トはありませんでしたので。
厳しい世界よね。。
才能のある人は沢山いて、有名になる人はほんの一握りだけど、埋もれる人はたくさんいる。
ポーランドへ行ったときにそれは痛感しました。
日本国内で有名なピアニストの演奏よりポーランド国内で地道に活動しているピアニストのほうが良い演奏してたりね。
世界的有名でなくても、いい演奏する人はゴロゴロいるんです。
あなたの持ち味は何でしょうか。
音大出たら難しい曲をそれなりに弾くことができるのは当たり前で、それなりの演奏って誰が喜ぶのかな?
これは私にとっても永遠の課題。
偉大な作曲者が残してくれら作品を崩すことなく、むしろ質の良いカタチで広めていきたいと私は思います。
そして、音楽は人の心を動かす力があると思うのでそれも広めたい。お金にはならないけどね。
音大卒業後の暮らし
私は音大卒業後、中学校教諭になりました。
歌やピアノ、リコ-ダ-好きな事やってきました。
でも、事務処理が下手で下手で。。。
職員室でオールしたりね。笑
体調を崩しました。
その後沖縄でも中学校教諭をしました。吹奏楽部顧問を担当しました。
専門外すぎるけど、勉強して指揮をして、生徒に支えられながら(笑)良い経験にはなったかな。
小学校音楽専科もしました。専科に集中したら良い環境だったので、とても充実していたなぁ。
沖縄県警の電話交換士もしました。親が公安職だったから、それで入署できたのかも。。。(世の中そんなもんよ)
音大卒業後、なんだかんだでピアノコンサートを毎年最低1回はさせてもらってきました。
結局、自分次第なのかも。。
こんなぼやきを最後まで読んでくれてありがとう!

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2025.4.14
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