譜読みって本当に大変ですよね。いろんな情報が詰まっているのでそれを数時間で読むって天才だと思います。(曲にもよりますが)
私は、6歳からピアノのレッスンに通い始めました。
ふりかえると、当時は譜読みは早かったのかな?
バイエルやほかの曲も1週間でできるだけたくさん譜を読んでレッスンで全部合格をもらって次々譜を読んでいくという感じでした。
しかし、学年が上がるにつれて練習より友達と外で遊ぶことが増え、バイエルの進度も滞りました。
小学校6年生の頃にシューマンの飛翔を譜読みするのに1カ月かけて、曲を仕上げるのに3カ月。周りの大人に驚かれ調子乗っていた時期があります。
中学生になりピアノソナタやツェルニー、ハノン、バッハを練習するようになってから
譜読みが1週間では全く追い付かなくなりました。
音大へ進学希望なら1週間で仕上げていくものなのですが。力がなかったです。というか、ピアノの前に座るという習慣がなくなっていました。
本当に先生や親に対して失礼なことだと今になって気づきました。。
口では「音大へ行く」と豪語するのに行動が伴っていないという。
今思ったら厄介野郎ですね。(笑)
先生の凄まじい指導力に引っ張り上げられ(それでも私が練習しないので進度はゆ~っくり)なんとか音大へ合格させてもらいました。
前置きが長くなりましたが、譜読みはゆっくり時間をかけたほうが良いですね、最初に書きましたがいろんな情報が詰まっています。
初見でぱっと弾けるかもしれませんが情報はあまり組み取れないですよね。
譜読みは「急がば回れ」です。恩師によく言われました。
メトロノームですごくゆっくりに合わせて譜を読む。
大切なのは音間違わないように演奏するだけではありませんから、ゆっくり練習の時に音の確認をしつつほかの情報も読み取るわけです。(偉そうなこと言って私はできていない)
初見で演奏はなんとなくで良いのですが、譜読みはしっかり読みましょう。
速く弾きたい人が多いんですよね。私もそうです。
速く弾けなかったら遅いテンポでも弾けないので、それはもう弾けてないです。
しかし、譜読みって場数ですよね。たくさん経験を重ねたら譜読みのスピードも速くなります。
中学校教員時代は3学年21クラスとかの合唱コンクール自由曲を把握しなくてはいけないので伴奏や各声部を覚えるのですが、授業はほぼ初見です。
さらに、楽譜にかじりついていたら授業ができないので
生徒の方をみながら楽譜を見ながら歌いながら
ながらばかりですが、そうしないと授業が回りませんでした。
吹奏楽部の顧問もしていましたので、新曲のスコアを読む。
もしかしたら、音大時代より音楽していたかも。(!?)
現在は退職したのですが、コンサートをさせてもらっています。また数年後のコンサートのために現在、新曲にとりかかっているのですが、
「あれ?こんなに譜読みが進んだのは初めてだ」というくらい進みます。慣れてきたんでしょうね。
ピアノを習い始めて20年は経過しますが、譜読みに慣れるのってこんなにも時間がかかるのですね(きっと人による)
私は大学を卒業してやっと譜読みが慣れてきたという話です。
でもまだまだ、譜読みの仕方を教えて頂きたいものです。。。
2021.8.17
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